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□ 2018/04/02

会員現場見学会~長湫西保育園サロン棟編~

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平成30年3月29日(木)午後1時から、会員の手掛けた建築現場の見学会を10名の会員の参加で行いました。

快晴の天気に恵まれ、気温も3月とは思えないような初夏の陽気でした。

見学した現場は、愛知県長久手市立長湫西保育園の園庭に建てられた休憩施設(東海林設計室設計監理、株式会社コスモ施工)、豊明市の民家の棟上げ現場(株式会社コスモ施工)、名古屋市港区の民家の内外装工事現場(株式会社橋本建築設計施工)の3か所でした。

初めの見学先は、長久手市にあります長湫西保育園サロン棟です。

平成27年度に愛知県農林水産部林務課が「愛知県産木材」の普及拡大を目的に、住宅関係の展示会に展示した住宅の構造躯体を使って再築した建築物です。

この構造躯体は、すべての木材を愛知県産で賄い、その展示は愛知県産材認証機構が愛知県からの委託を受け、「あいち里山の木の会」が製作と展示会場での組み立て解体および保管を担当しました。

27年度中に4回の展示会に展示し来場者の大きな関心を得て、不要となったものです。

その後、長久手市役所が引き取られ、約2年間保管されていました。

この建物は、「板倉工法」を用いたことから、設計や工事については工法に精通している当会会員である東海林建築設計事務所と株式会社コスモが担当しました。

当日は保育園の開園日のため、敷地外の道路から見学させていただきました。

二階建てだった構造躯体を一階建てに変更し、屋根のガルバリウム鋼板や外壁の焼き杉板などの施行とともに、室内トイレ、洗面設備などが追加されています。

軒を支える支柱などは6寸角のヒノキがそのまま使われ、室内の8寸角の大黒柱も使われているということで、展示当時の面影が残されていました。

ちょうど園庭の桜が満開で、桜の花の色と黒を基調とした外観がうまくマッチしていました。また、黒色の外観の中に、梁や垂木部分の木の部分の色が映えて、全体として休憩施設らしい雰囲気が出ていたものと思います。

長湫西保育園の関係者の皆様には、末永く活用していただけたらと思います。

次回は、豊明市棟上げの見学の様子をお伝えします。

あいち里山の木の会 事務局

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