工務店がつくる トレーラーハウス特別相談会開催
□ 2017/09/11
畳の下の床板は何を使えば一番?(質問に答えます)
昔の人は木の性質を理解していて適材適所に使い分けていました。畳の下の床板は樅の木(もみのき)が一番良いという事です。昔は棺桶にも使われていました。これは樅の木が湿気に最も強いだからです。杉も桧も湿気には強い木です。そこで風呂桶や酒樽・味噌樽等にも使われていました。
しかし、杉・桧であれば何でもいいのかと言えば、そうではなく育てる場所に問題があるようです。
和歌山県では北側斜面に杉・桧を植え、長い期間をかけて育てます。そうすると年輪(セルロース)部分がものすごく詰まった木に育つのです。年輪だらけの木と言ったほうがいいくらいで、水を吸い上げる部分(リグニン)が少なく育つことから桶に使っても水漏れしないし、腐らないのです。
北側斜面で育った杉・桧はそう言う性質を持っていると言っても過言ではありません。
私たちあいち里山の木の会の会員は、家を造るときも使う場所を考えて木を選んで建てています。
あいち里山の木の会
会長 山本 榮男